まず何を伸ばす? スポーツチャンバラ道 vol.3
こんにちは。Ta1-3(タイチサン)です。
記事を書き上げる度に、大変多くの方に読んでいただけているようで、本当に嬉しいです!
ありがとうございます。
自分の考えを発信して、いろいろな人がそれを読んで考えたり、他の意見を発したりしながら、競技全体のレベルが上がっていくといいですね。
さて、今回は
「強くなるために"まず"何を伸ばす?」というテーマです。
いろいろな意見があると思います。
「一本を取れなきゃ勝てる確率は0%、綺麗な攻撃ができるように基本打ち!」
「攻撃は最大の防御!」
といった具合に、攻撃を重視する方や、
「打たれて負けたら元も子もない、防御が大事!」
とか
「最近のトレンドは出技!相手の攻撃に合わせて小手や足を狙い続ければいつか勝てる!」
みたいな戦略を立てる方もいるのではないでしょうか。
もちろん、これらの考えは全て間違っていません。
順番はどうであれ、正しい練習を一定量こなせば、誰でもある程度は強くなれます。
ただ、優勝を目指したとき、絶対に必要になる要素があります。わかりますか?
A.負けないこと
皆さんご存知の通り、スポーツチャンバラは基本的に一本勝負です。(決勝戦は三本勝負)
どれだけ攻撃のセンスがあっても、先に相手に打たれてしまったらそこで負けですね。
勝ち続けるためには絶対に打たれてはいけません。
打たれないために、防御のスキルを伸ばしましょう。
ここで言う防御はガードだけを指すわけではありません。
避けたり退いたりすることも含みます。
もちろん、基本打ちなどの練習をせずに、防御をまず完璧にしろ!!なんて極論を言っているわけではありません。
練習により培った攻撃を相手に当てて勝つために、前工程として防御が必要なのです。
また、ここで大切なのが、防御は負けないためだけに必要なわけではありません。
適切な防御は一本のチャンスを創ります。
どこかで経験はないでしょうか、
決まるとと思った攻撃を躱されてそのまま打たれて負けた試合や、相手のガードが堅く、なかなか決まらなくて焦った試合など。
前者は特にわかりやすいですね。
所謂「カウンター」ってやつを食らったわけです。
「足引き面」なんかを代表とする「カウンター」の攻撃は、相手の攻撃そのものを自分が勝つチャンスに一瞬で変えます。
ただ、足を引くタイミングを見極めたりや間合いを適切に保っておかないと、先に打たれて負けます。
適切に避けるスキルが必要な技ですね。
実力者同士の試合では後者がさらに重要になります。
実力のある選手は攻撃も一流ですが、それ以上に防御が一流です。
打たれて負けることが少ないから、実力者なのです。
お互いに攻撃が決まらないまま、時間が経過したとき、それは起こります。
攻撃のリズムを変えたり、飛び込みのように特殊な間合いから攻撃するなど、"普段とは違う動き"をするようになります。
ここがポイントです。
防御が上手く、相手の得意な攻撃を防ぎ続けることができれば、相手の得意でない攻撃を引き出すことができるのです。
やり慣れていない攻撃だからこそ、相手はその攻撃をすることに集中して、ガードが緩くなったり、攻撃の後に隙が生まれやすくなります。
実力者といえども、全ての技を常に100%で繰り出すことはできません。
相手の得意でない技が来た時という勝機を掴むために、まず防御の練習をしっかりやるのがいいと思います。
防御といってもやり方はいろいろあります。
代表的なものは
- ガード
- 回避
- 退避(バックステップ)
の3つです。
なんだか狩猟系ゲームみたいですね(?)
これらのうちどれをメインで使うべきか、そのメリットはどんなものかというテーマでも、また今度書こうと思います。
今日も、読んでいただきありがとうございました。
練習したくなってきましたねー!