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スタミナは必要か? スポーツチャンバラ道 vol.2

こんにちは、Ta1-3(タイチサン)です。

前回はパワー(筋トレ)について書きました。
たくさんの方に読んでいただいてとても嬉しいです!ありがとうこざいます。

今回はその続き、スタミナについてです。


また、先に結論から書きます。




スタミナ、必要です。




当然ですよね。
書くほどじゃないかもしれないです。

やはり、楽しく競技をやるためには、そこまで重要でないパラメータなのかもしれません。
基本的に1試合は1分以内に終わることですし。
スタイルによってはガンガン攻めてほとんどの試合が10秒以内に終わるなんていう選手もいるでしょう。


しかし、あくまで優勝を目指すことがテーマなので、スタミナは必須であると言い切らせていただきます。




前回はパワーを身につけるためのトレーニングとして筋トレを例に挙げて書きました。

今回はスタミナを身につけるためのトレーニングとしてランニングを例に挙げます。

必ずしもランニングである必要はありません。
自転車でも水泳でも、「スタミナ」を身につけるトレーニングを指してるものだと思って読んでいただければと思います。


「ランニングする必要ないよ」
「試合は1分だし、スタミナは重要じゃないよ」

こう話す選手、話したことがある選手もいるんじゃないでしょうか。

この選手も間違ったことは言ってません。
先ほども書いたように、スポーツチャンバラを「する」だけなら、スタミナなんて全く要りません。
ただ、「優勝を目指す」ならスタミナは大きな武器になります。


スタミナが必要な理由

・連戦連勝が必須
優勝するためには、トーナメントに勝ち上がらなければいけません。
大会規模によっては、決勝まで7回、8回、と試合をすることもあります。
そして、勝ち上がる度、多くの場合は相手がより強くなっていきます。

スタミナを消費した状態で、先ほどよりも実力のある選手と試合をし、延長戦になれば1分以上、長い場合は10分以上試合が続くこともあります。

準決勝や決勝など、相手は前の対戦を終えてから時間をおいているのに対し、自分は前の対戦を終えてすぐに対戦、なんて状況もよくあります。
こんなときなんかはどんなに強い選手でも、「もっとスタミナをつけておけばよかった。」
と後悔していることだってあるくらいです。(僕はよく思います)

最低限、試合で勝ち上がっても常に同じか、前対戦以上のコンディションで動けるくらいのスタミナは必要です。


・戦略が増える
こちらがメインの目的かもしれません。
まず、スポーツチャンバラで勝つために必要な「力」、僕は一番は「集中力」だと思ってます。

「集中力」については、また今度テーマにして書きたいと思います。

対戦中、集中力を維持し続けなければどこかで隙が生まれます。
そこを突かれてしまうと、どんなに強い選手でも負ける確率がグンと上がってしまうのですが、スタミナが切れかかっているとき、集中力が下がる瞬間が多くなるのです。

(これと同じことを、僕が尊敬する選手の1人であるK選手も言ってました。)

この考えは、特に自分よりも実力の高い選手と試合をする時に重要になります。

いかにして相手の集中力が切れる瞬間を作るかということを考えた時、スタミナを削ることが最もシンプルで効果的なのです。

そのとき、自分のスタミナも切れていたら意味がないので、スタミナはとても大切なパラメータです。



長くなりましたが、1回の試合を線で捉えた時(1回戦〜決勝まで)、それから点で捉えた時(その時その時、それぞれの対戦)、両方においてスタミナはとても重要なので、ランニング等のトレーニングをすることによって優勝へと一歩近づけるのではないでしょうか。


ちなみに、あまり話したことはありませんが、僕は2013年世界選手権初段小太刀で優勝した当時、ロードバイクにハマっており、1時間20分で40kmを走破するなど(信号除く)、そこそこスタミナがあった時期でした。
体育の授業の持久走で、クラス内2位でゴールしたこともありました(中学生までの自分ではあり得ませんでした..)

今でこそ、当時ほど有酸素運動の時間を取り入れられていませんが、もう少し大会が近づいたらスタミナ増強のトレーニングをしていく予定です。


繰り返しになりますが、実力者を退け、優勝するためには何かしらの尖ったスキルが必要です、その一つとしてスタミナを選ぶことは合理的だと思った方、是非今日からランニングや自転車などを始めてみましょう。

次回のテーマは「強くなるための、まず何を伸ばす?」(予定)です。
お楽しみに!