得物別戦い方! 〜二刀編〜 スポーツチャンバラ道 vol.23
こんにちは。Ta1−3(タイチサン)です。
約1ヶ月ぶりの更新となってしまいました。
サボっていてごめんなさい。。
色々とバタバタとしておりまして、
楽しみにしてくださっている方々には大変申し訳ない限りです。
また、高い頻度での更新を心がけて行きますので、
改めてよろしくお願いします!!
更新していなかった時期にも、質問箱に質問を投げてくれている方がいたので、そちらに回答していきたいと思います!
本日はこちら、
二刀の戦い方について
質問者様、ありがとうございます。
大変長らくお待たせしてしまい、本当にごめんなさい。。
みなさん、二刀、好きですか??
僕はここ数年は一番好きな種目です。
大学1年生の春までは得意種目を小太刀と楯長剣として、本部大会の部内種目は小太刀を選択していたのですが、2015年に大きな波紋を読んだアレが実施されたんですね。
グランドチャンピオン戦ルール改定
それまで 160cmルールが適用されており、どんな得物で勝ち上がっても楯長剣または二刀でグラチャン戦に出場できていたのが、勝ち上がった得物での出場を義務付けられたタイミングでした。
これを機に、小太刀から二刀に転向して以来、二刀にすっかりハマりました。
二刀のおもしろさ
どうして二刀が楽しいのか。
やはり戦い方の幅が広いことだと思うんですね。
長剣で攻めて小太刀で守るということを基本として、
場合によっては小太刀で攻めてもいいんですね、僕は全くやりませんけど。
構えに関して、両手を前/中段に構える選手が多いと思います。
僕も最初はこの構えでやっていましたが、今は違います。
小太刀の位置を全く決めていません。
後ろから前、上から下へとブラブラさせています。
小太刀が常に同じ位置にあるということは、相手に狙うべき場所を悟らせてしまっていると僕は思っています。
また、両手を前/中断にしている構えは身体が閉じ気味になるため、動きにくくなる感じがします。
試しに、両手を前に出した状態と、左手は自由にした状態でフットワークを比べてみてください。おそらく後者の方が動きやすいと思います。
常に動き出しやすい状態を保ちながら、いつでもどこでも小太刀で守れる姿勢が大切ですね。
もちろん、どれが完璧な正解っていうわけではないから面白いんです。
構えだけでなく、両手にもつ二つの得物のどちらで攻撃・防御をしてもいいからこそ、選択肢が多くなり、戦い方の幅が広がり、強さの限界が見えない点が面白いところですね。
小太刀の使い方
今回、質問してくれた方はこちらについて尋ねてくれました。
先述の通り、小太刀は防御にも攻撃にも使っていいのですが、
やはり防御メインで使うのが基本でしょう。
小太刀でどこを守るかですが、
どこでも守れるようになるのがベストです。
両手を前/中段で構える場合は中段〜上段を守りやすいですし、
小太刀を常に足の前に置いておく構えもたまに見ますね。
その時には小太刀を持つ手は掌を前に向けるように構えるのがいいんでしょうか。
扇打ちも掬い打ちも防げると思います。
僕がやるように、小太刀の位置を完全に固定しないことで、
いつでもどこでも防げるようにしておくことで、負ける確率をさらに下げられるんじゃないかと思います。
また、面の防ぎ方について、
扇面を防ぐには剣を垂直に立て、抑え面を防ぐには剣を水平に寝かせる必要がありますが、
立てるとき、柄は上でも下でもいいし、寝かせるとき、柄は右でも左でもいいんです。
上からの面を左手の小太刀で防ぐとき、多くの場合は左手を左肩の上に持ってきて防ぐと思いますが、左手を右肩上に持ってきて、掌を手前に向ける形で防ぐこともできるんですね。
右からの扇面を防ぐ動作からそのまま上からの抑え面を防ぐ形に持っていけるので、こちらの防ぎ方も覚えておくと役立つ時が来るかもしれません。
文字だけの説明だと限界がありそうなので、やはりYouTuberになるしか。。
今回はここまでです。
現行ルールにおいてやはり二刀はグラチャンに一番近い得物と言えますし、
二刀に出場するだけで強豪選手と試合ができるチャンスが爆増するので、
ぜひ一緒に二刀やりましょう!
ではまた!